番外編
理想のギターを求めて
J-CUSTOM評
EVH SIGNATURE MODEL評
新木場(もくもく)視察
Warmoth Soloist製作
ついにTylerを買う
レスポール再び
その後の方針変更
一つ上へ戻る
シグネチャーモデルながら他のプロも使用するクオリティーだが…
2002年5月に購入したMUSICMAN EVH SIGNATURE MODELは、ノスタルジーの混じった思い入れのある一品です。
EVHとは
このコンテンツは、初心者向けギター講座ということで公開していますので「EVHとは何か?」知らない人のために説明しておきます。
EVHとは、ハードロックバンドVan HalenのギタリストであるEdward Van Halen(以下エディ)の略です。
私がギターを始めて以来、エディの存在はとても大きく、常に影響を受けてきました。
特にハードロックギターという分野において、エディの影響を受けていないギタリストは(それ以前の人を除き)皆無でしょう。
エディについての詳細説明は省きますが、このEVH SIGNATUREというギターがエディモデルであることは分かったと思います。
外見的な特徴
外見的には、以下の通りです。
・ペグ数が4:2にセットされたマシンヘッド
・無塗装のバーズアイメイプルネック
・キルトメイプルトップ、バスウッドバックのボディ
・本モデル専用のディマジオ製ピックアップ
・フロイドローズライセンスドトレモロユニット
・1ボリューム、1ピックアップセレクタ
それ以前のエディはワンオフのコンポーネントギターを使用していましたが、本EVH SIGNATUREのようなエレガントなデザインではありませんでした。
ソロイスト系のボディに1ピックアップ、1ボリューム、ランダムなストライプを施したカラーリングで、格好良いが美しいとは表現出来ない荒々しいものばかりです。「ストライプ=エディ」ということでファンも多いですが。
MUSICMANから出された本モデルは、今までのイメージを一新。高級感漂う仕様となりました。
値段のほうもお高く(笑)発売当初は定価35万円、後期に価格変更があり38万円と購入に躊躇する金額だったのです。レスポールのかなり良いのが買えてしまう価格帯ですから選択が難しいですね。
サウンド
高いギターは高い音がする…かも知れません(笑)
荒々しいというよりも繊細な音であり、どこまでも続くサスティーンや容易に出せるハーモニクス等、エディの奏法に適したセッティングがされています。
ピックアップはダイレクトマウントとなっており、高さ調整は一切不可。
このギターで調整できる部分はトラスロッド等、メンテナンス部に限定され、大幅なセッティング変更は殆ど出来ない仕様です。
これだけセッティングが固定されていると、ギター単体に関してはエディが実際に弾いているものと遜色ないものとなっているのでしょう。実際にはアンプの仕様・セッティングやタッチの違いでエディとは音色が異なってしまうわけですが、似ている音が作りやすいのも事実なので歓迎です。
私的感想
エディファンなので、所有できたことが嬉しいです。音も操作性も私のスタイルに合っているし素晴らしいギターの1つですね。ただし、私のメインギターにはどうかな?と思うのです。
私のギター選びの基準は、以前のコンテンツで書いたとおり「メンテナンスフリーで、出しっぱなしにしておいても製品の本質は変わらず、操作性も優れていること」です。このギターの場合、美しいキルトトップの傷付き防止策としてハードケースを常駐場所とせざるを得ないので、私の選定基準から外れてしまいます。
実際、月に一回ほど、性能維持目的で試奏するためにハードケースから取り出し、試奏終了後に再びハードケースに戻す作業が続いています。
もうちょっと雑に扱えるギターだったらメインギターになったのですが、シグニチャーモデルを雑に扱うことなど出来ようはずが無いので贅沢な悩みですね。
番外編
理想のギターを求めて
J-CUSTOM評
EVH SIGNATURE MODEL評
新木場(もくもく)視察
Warmoth Soloist製作
ついにTylerを買う
レスポール再び
その後の方針変更
一つ上へ戻る