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ついにTylerを買う

Tylerの音が欲しければTylerを買うしかなかった。
Burning Water

 2005年12月に購入したJames Tyler Burning Waterのレビューです。
 ついに出会ってしまった理想に近いギターです。

90年代前半の衝撃
 まだコンポーネントギターメーカーが少なかった頃の話になりますが、初めてTylerを弾いた時は衝撃的でした。
 繋いだ瞬間から他のギターとは異なる荒々しい音。こんなギターがあったのかと驚かされました。
 流通量も極端に少なく、高価で購入するどころの話ではありませんでしたが、いつか欲しいと思うに十分のクオリティを有していました。
 その後10年ほどTylerを試奏する機会がなかったのですが……

2000年以降のTyler
 21世紀になって再びTylerを試奏する機会が増えてきました。以前と比べて流通量が増え希少なギターでは無くなっていました。
 相変わらずTylerは荒々しい音を発しますが、90年代のTylerほどの荒々しさは潜めてしまったように感じました。
 個人的には以前のTylerの毒々しいというかどこまでも荒々しい音が好きで、そういう傾向のTylerにもう一度めぐり合いたいと思っていたのですが……

アッシュボディ
 Tylerのボディ材と言えばマムヨが有名ですが、アッシュボディのTylerが素晴らしい。
 前述の通り、最近のマムヨボディのタイラーには物足りなさを感じたのですが、アッシュボディのタイラーを弾いた際に90年代初期のTylerとの衝撃的な出会いを思い出させてくれました。
 数日後、購入決定したのが今回のBurning Waterです。

私的感想
 既に私的感想ばかりになっていますが、Tylerはやはり素晴らしく私の理想のギターの1つであることは間違いないです。
 音だけでなく、多少傷が付いても分からない塗装であるとか、頑丈なところも気に入っています。
 今後のギター選びは、このギターを基準にすれば良いわけで、最強の物差しを手に入れたと思います。
 購入後3年少々、メインギターとして使用し、現在はハードケースの中で安全保管しています。今後も宅録等で使用する貴重な1本です。

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